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  3. 家事の手間を激減!暮らしやすさを叶える収納配置のコツ

家づくりの成功は、暮らし始めてからの家事のしやすさに直結します。特に大きな影響を与えるのが“収納の配置”です。収納はただ「広ければ良い」というものではなく、使う場所や動線に合った配置になっているかどうかで、家事のしやすさが大きく変わります。

「片付けが苦手だから…」と諦めてしまう前に、収納配置を工夫することで、自然と家事の手間を減らすことができるのです。

1.家事をラクにする収納配置の基本ポイント

「使う場所の近く」に収納をつくる

収納は“使うものを使う場所に近づける”のが基本です。

例えば、掃除機をリビングの近くに置ける収納を用意すれば、わざわざ別の部屋から持ってくる必要がなくなります。料理道具や調味料も同様に、調理スペースのすぐ近くに収まっていれば、出し入れの手間が格段に減ります。

 

動線に沿った収納を考える

家事動線の途中に収納を設けることで、移動と同時に片付けができます。

洗濯動線を例にとると、「洗濯する → 干す → たたむ → しまう」の流れがスムーズにつながっていると、無駄な往復がなくなり効率的です。

 

収納の「高さ」と「奥行き」も重要

収納の大きさが合っていないと、結局使いづらくなってしまいます。

  • よく使うものは腰から肩の高さに
  • 重いものは腰より下に
  • 奥行きは浅めで“見える収納”に

このように配置することで、出し入れのストレスが減り、片付けが習慣化しやすくなります。

 

2.家事がラクになる収納配置の実例

キッチン周り

キッチンは家事の中心となる場所です。

  • パントリーを近くに設け、買い置き食材や非常用品をまとめて収納
  • ゴミ箱スペースをあらかじめ確保し、調理中に迷わず捨てられるようにする
  • 食器棚や調理器具をコンロやシンクの近くに配置

こうした工夫で「料理をしながら片付ける」が自然にできるようになります。

 

洗面・脱衣室

洗濯に関わる家事の効率を大きく左右するのが、このエリアです。

  • 洗濯機の横にタオルや洗剤を置ける収納
  • 洗濯物を干すスペースと収納を近接させる
  • ファミリークローゼットを隣接させて「洗う → 干す → しまう」が1か所で完結

これにより、毎日の洗濯時間を大幅に短縮できます。

 

玄関

靴だけでなく、外で使うもの(傘、ベビーカー、アウトドア用品など)をまとめて収納できる土間収納があると便利です。出かけるときにさっと取り出せ、帰宅後もすぐに片付けられます。

 

リビング

家族が集まるリビングは、物が散らかりやすい場所です。

  • リモコンや文房具をまとめる小物収納
  • 子どものおもちゃを入れる収納ボックス
  • 掃除道具を置けるクローゼット

「使ったら戻す」習慣をつけやすくする仕組みがポイントです。

 

3.よくある収納の失敗例

収納を考えるとき、意外とやってしまいがちな失敗もあります。

  • 「大きい収納があれば安心」と思い込む → 奥が深すぎて物が埋もれ、結局使わない。
  • 収納場所が遠い → 片付けるのが面倒になり、物が散らかる原因に。
  • 動線を無視している → 毎日の家事で無駄な移動が増え、負担が大きくなる。

このように「量」より「配置」が重要であることを忘れないことが大切です。

 

4.家づくりでの収納計画の進め方

収納配置を成功させるためには、以下の流れで考えるのがおすすめです。

  1. 生活動線を書き出す
    朝起きてから寝るまでの行動を順番に並べる。
  2. 必要な収納をリストアップする
    どの場所でどんなものを使うかを確認。
  3. 配置を検討する
    動線に沿って「ここに収納があると便利」と考える。
  4. 将来の暮らしも想定する
    子どもの成長やライフスタイルの変化も見込む。

家族の生活に合った収納配置を考えることで、無理なく片付けが続けられる住まいになります。

 

収納は「広さ」ではなく「配置」がポイントです。

  • 使う場所の近くに収納を設ける
  • 家事動線に沿った配置にする
  • 奥行きや高さも工夫する

こうした工夫で、自然と家事の手間が減り、暮らしやすさが格段にアップします。

家づくりを検討されている方は、ぜひ間取り図を見るときに「収納の配置が家事をラクにしてくれるか?」という視点を持ってみてください。それが後悔のない住まいづくりにつながります。

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