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  3. 毎日がぐんとラクになる「家事動線の工夫5選」

家づくりを考えはじめると、ついデザインや設備に目がいきがちですが、日々の暮らしの快適さを左右するのが「家事動線」です。
朝の忙しい時間、夕方のバタバタした時間帯に、料理・洗濯・掃除など、家事がスムーズにこなせるかどうかで、生活のストレスは大きく変わってきます。
この記事では、これから家を建てる方、家づくりを進めている方に向けて、家事をラクにするための間取りの工夫5選をご紹介します。
「ちょっとした工夫」で、毎日の暮らしがグッと楽になる。そんな間取りづくりのヒントを、ぜひご覧ください。

 

1. 玄関からパントリーへの“ただいま動線”

買い物帰り、重い荷物を持ってリビングやキッチンまで運ぶのは、想像以上に大変ですよね。
おすすめなのが、玄関からキッチンやパントリーに直行できる動線をつくること。
例えば、玄関→土間収納→パントリー→キッチンとつながる動線があると、買い物した食材をすぐに収納できて、動線もスムーズです。冷蔵庫まで一直線で行けるだけで、毎日の買い物の負担がぐっと軽減されます。

 

2. 洗濯→干す→しまうが一カ所で完結!

洗濯動線は家事の中でも特に手間がかかるポイントです。
理想は、洗う→干す→たたむ→しまうの一連の流れが、1つの場所で完結する間取り。
例えば、
・洗面脱衣室の横に「ランドリールーム」
・そのまま「ファミリークローゼット」へつながる
このように計画すれば、洗濯物を持って家中を移動する必要がありません。洗濯の効率が劇的に上がり、共働きや子育て世代にも人気の高い間取りです。

 

3. キッチン中心の“ぐるぐる回遊動線”

キッチンに立っている時間が長いご家庭では、キッチンを起点にした回遊動線がおすすめです。
たとえば、
・キッチン→洗面所→リビング
・キッチン→パントリー→玄関 といったように、複数のルートがあることで、家の中の移動がとてもスムーズになります。
回遊動線は、混雑しがちな朝の時間帯でも家族同士がぶつかりにくく、ストレスを減らしてくれます。

 

4. 家族みんなで使える「ファミリークローゼット」

各部屋に収納をつくるのではなく、家族全員の服や荷物を1カ所にまとめて管理するファミリークローゼットも家事動線をラクにする工夫のひとつです。
洗濯した衣類を各部屋に配る必要がなくなり、しまう手間が大きく減ります。また、子供も自分の荷物を片付けやすくなり、自然と片付け習慣が身につく効果もあります。
玄関近くに設ければ、帰宅後にすぐ上着やカバンをしまえる「ただいま収納」としても活用できて便利です。

 

5. まとめて掃除ができる“水まわり集中配置”

家事の中でも意外と移動が多いのが「掃除」。
キッチン、トイレ、洗面、浴室などの水まわりを1カ所に集中させる間取りにすると、掃除道具の持ち運びが最小限ですみ、手早く掃除ができるようになります。
配管もまとめられるので建築コストの削減にもつながり、設計の合理性という面でもメリットがあります。

 

毎日の“ちょっとしたストレス”をなくす家づくりを

間取りは「暮らし方」をつくるもの。見た目だけでなく、「どう暮らすか」を想像して計画することが、満足のいく家づくりにつながります。
家事動線はその中でも、日常の小さなストレスを減らすための重要なポイントです。
今回ご紹介した5つの工夫は、どれも取り入れやすく、効果を実感しやすいものばかり。これから家を建てる方、間取りを見直している方は、ぜひ取り入れてみてください。

 

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