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  3. 意外と見落としてしまうコンセントのお話

長野県の塩尻市周辺で注文住宅やリフォームを行っている「NaturalStyle小林建築」です。

今回は『住んでから』『暮らしてみてから』発覚してしまうコンセントの付け忘れポイント…。について解説をさせていただきます。

やはりコンセントの付け忘れは、多くの方の話を聞くと、『もっとつけておけばよかった…』など家づくりの失敗例としてよくお声を聴きます。
コンセントは家づくりで言うと脇役、小さくて地味な話に聞こえてしまいますが、暮らしていく上では、とても大切なポイントだったりします。

しかしそれは、今後、生活をイメージしながらやれば大丈夫かというと実際にはそうではなくて、コンセントの付け忘れに気づくのは、冒頭にもお伝えしましたが、『住んでから』『暮らしてみてから』に気づくのがほとんどです。
だからこそ今回は、付け忘れないしない為の注意の仕方をお伝えするのではなく、他のご家族がどの部分に付け忘れてしまうことが多いかについて、わかりやすく解説をさせていただきます。

はじめに、ランキングをお伝えする前に新しいマイホームでコンセントが足りなくなる理由を簡単にご紹介いたします。

1.住宅会社毎に提案の仕方が違う
2.お客様の生活スタイルなどの変化

 

1つ目の住宅会社毎に提案の仕方が違う点については、下の簡単な例をご覧ください。
A会社:『ウチはコンセント何個つけても無料だよ!』
B会社:『コンセントは○○個までが標準で、追加は費用かかるよ!』

と住宅会社毎にお伝え方が違います。基本的には住宅会社も無駄な追加費用が発生しないよう、標準の範囲内で提案をしていきますので、結果として『コンセントをもう少し増やしておけばよかった!』となってしまうということです。逆もしかりです。コンセントが後から追加、追加…。となってしまうと、お客様も『こんなにつけなくていいのではないか?』と増やしすぎてしまったという後悔を避けたことにより、コンセントが最小の数で家を建てられてしまい、後々生活をしたときに後悔してしまう可能性があるということです。

では、2つ目について簡単にお伝えすると、
2つ目の理由は、お客様の家族構成や生活スタイルによって後悔することです。この点はなかなか防ぐことが難しいのですが、よくあるのが模様替えです。
家具などの配置を一新して変えたとき、『ここにコンセントがあれば!』とよく後悔されることが多いです。繰り返しになりますが、なかなかこれからの生活スタイルをイメージしてコンセントをつけていくとなると、家の中がコンセントだらけになりかねないので、防ぐことが難しいですが、『どこにコンセントがあったら便利なのか?』をしっかり考え、つけていただくと、少しだけでも未然に失敗を防ぐことが出来ますので、ぜひお試しください。

では、早速ですが本題に入りたいと思います。
あそこにあれば…!家のコンセントの付け忘れ箇所 トップ10は以下になります。

1.電気自動車用の充電コンセント
2.外用コンセント
3.洗面所
4.ダイニングテーブル付近
5.廊下の中央部分
6.階段の登り口
7.ベッドの枕元
8.対面キッチンのカウンター上
9.キッチン
10.テレビ周り

一つずつ解説をしていきます♪

 

1.電気自動車用の充電コンセント


 

家庭で充電できる電気自動車は依然と比べて増えてきています。さらには、今後温暖化対策としても電気自動車がより一層推進されるでしょう。
もしかしたら〇年後かには主流になっているかもしれません。
現在の状態では、すぐそのコンセントを使うかどうかはわかりませんが、今後も視野に入れておくと、必ずと言っていいほど必要になるかもしれないので家づくりに余裕がある方は準備しておくといいです。
実際に、電気自動車を買った後でも充電コンセントの取り付けはもちろん可能です。もし余裕があるのであれば、そのコンセント用の配線などを事前に引いておいたりすると、そこまで費用を掛けずに取り付けが出来る可能性がありますので、お勧めです。

 

2.外用コンセント


コンセントの付け忘れポイント箇所は外用などに使うコンセントです。
家の外で草刈機や高圧洗浄機を使ったり、もしくは車に掃除機をかけたりする際には外にコンセントがあるとかなり便利です。想像ですが、外でコンセント使いそうだなと感じるご家族は家の左右両方などに付け、そうでないご家族でも非常用に最低1箇所は外用コンセントを付けておきましょう。後々コンセントを家の外側に増やすことは、室内で付ける以上に大変なことなので、できるだけ早い段階で付けておくと安心です。

 

3.洗面所


洗面所はドライヤーや電気シェーバーなど意外とコンセントを使うことが多いので、お勧めします。ただ、意外にそこに意識が向いておらず、付けない方も多いので、今一度確認してください。
朝支度の時に洗面所に家族が集合して準備をする可能性があります。
その時にヘアーアイロンや電気シェーバー、ドライヤーなど多くのものを使うことが予測されますので、コンセントをあらかじめ用意しておくと良いと思います。

 

4.ダイニングテーブル付近


小さいお子様などがいると、ご飯食べた後は必ずと言っていいほど、テーブル下にご飯の食べかすが落ちていることがありますよね。それだけではなく、ダイニングテーブルでパソコンを開いて仕事をしたり、ホットプレートを使用したりと、やれることはたくさんあります。そんな仕事面でもお子様の食べかすに掃除機をかける際にも、近くにコンセントがあると非常に便利です。
逆にコンセントがないと、延長コードを引っ張ってきて作業をしなくてはいけないので、意外に邪魔と感じるので付けることをお勧めしています。

 

5.廊下の中央部分


住宅会社との打ち合わせの際には大体均等にコンセントをつける提案をよくされると思いますが、意外に廊下は忘れがちな部分だと思います。
もちろん廊下は頻繁に使う場所ではないですが、いざ掃除機をかけるとなったときに不便に思うかもしれません。
廊下にコンセントがあってもなくてもというご家族が多いと思いますが、いざとなったときに「ここにあってよかった」と思える時がやってくるので、検討してみると良いと思います。

 

6.階段の入り口


階段は意外とホコリがたまりやすいので、掃除機を頻繁に掛けることになるかもしれません。これも今までと同様なかなか気づかないケースです。
なぜかというと、今までアパートに暮らしてた方はメゾネットタイプでない限り、室内に階段があるケースはないかと思います。だからこそ、階段の掃除も同時にしなくてはいけないという考えがない方が非常に多いです。

 

7.ベッドの枕元


よくホテルなどに泊まられる方ならお気づきだと思いますが、枕元についているコンセントって非常に重要ですよね。ベッドに転がりながら、寝る前にスマホをチェックする人や、スマホ目覚まし時計に使っている人は充電用に使われると思います。スマホの純正の充電コードは長さが短いものが多いので、枕元にないと届かないというケースが多いです。

 

8.対面キッチンのカウンター上


最近では特にYouTubeやクラシルなど『料理をしながら』『お手本を見ながら料理をする』などながら作業が多くなっている気がします。
いざというときに、携帯に充電がないと、不便になってしまうので意外と必要です。
他にもミキサーや湯沸かし器など突発的にコンセントが必要になることがありますよね。そういったときに近くにあれば便利になるので、ぜひ付けておくと良いかもしれません。

 

9.キッチン


先ほどの話と似た部分になりますが、キッチンは家電が元々多い場所なので、住宅会社もコンセントを多めに提案してくれますが、それでも住んでみたら足りないということが起きたりします。
パッと思い浮かぶだけでも冷蔵庫、電子レンジ、炊飯器、コーヒーメーカー、トースターなどがあって、お客様によってはミキサーやヨーグルトメーカーなどもあったりします。
当たり前ですが、アパートより断然キッチンが広くて使いやすくなるので、料理で使う家電の量も増えてきます。

 

10.テレビ周り


これは言わずもがなですね。
よくテレビ後ろが延長・拡張コードだらけになっている家族がいますが、テレビ付近はコンセントを使うケースが非常に多いです。もちろん住宅会社も多めに提案をしてくれると思いますが、それでも足りない時ってありますよね。テレビやレコーダーはもちろん、ゲーム機やWi-Fi用のコンセント。新たにスピーカーやプロジェクターなどが増えたら尚更です。
もちろんコンセントがテレビ付近でごちゃごちゃしていても何も気にならない方はもちろん平気ですが、スッキリとシンプルを求めている方からしたら景観が悪くなり、せっかくのマイホームが台無しになってしまいます。
だからこそ、テレビの両脇に付けたりなど、一つのコンセントからたくさんのコンセントを集中させるのではなく、分散させてみるととてもキレイに見えますので、お勧めです。

 

最後まとめに入りますが、コンセントは小さくて地味で目立たない存在で、脇役のイメージが強いですが、毎日使う重要なパートナーなので付け忘れてしまうと毎日の生活で意外と手間に感じてしまいます。

さらにコンセントを後々増やしていくのは想像以上に大変で、最初に付けておけば2,000円前後で付けることが出来ますが、完成した後だと10倍の2万円ほどかかる場合があります。最悪増やせない可能性もあるので注意が必要です。
マイホームを建ててから、ここにもつけておけば…と後悔しないように、今回の記事で役に立ててもらえれば幸いです。

 

最後までご覧いただきありがとうございました。

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